ARTSクロストーク vol.001
テーマは“仕事と野球の両立”。ARTSに所属する二人に、リアルな日常と本音を聞いてみました。
仕事や学業と両立しながら、本気で野球に打ち込む社会人クラブチームのリアル。
今回はクラブの主将で高校教員の横地と、銀行員プレーヤーの渡辺にクロストーク形式で話を伺いました。
対談メンバー紹介

横地 颯
2000年8月26日生まれ。北海道・駒大苫小牧高校出身。
大学では野球部には入らず、クラブチームでプレーを継続。現在は高校教師として働きながら、チーム主将としても奮闘中。

渡辺 大翔
2001年8月2日生まれ。佼成学園高校~立教大学出身。
大学卒業後1年のブランクを経てクラブチームに加入。現在は銀行勤務2年目。
「“野球から離れた”と思ってたけど、まだやれる場所があった」

最初に渡辺が来たとき、「あ、野球好きなやつだな」ってすぐわかった(笑)



そりゃ好きですよ(笑)でも、卒業してから1年空いちゃって、もうプレーするのは無理かなって思ってたんです。
そんなタイミングで、大学の同期だった岩本に声かけられて。「野球まだ好きでしょ?1回見に来てみなよ」って言われたのがきっかけでした。



俺も同じ感じかな。高校までガッツリやってて、大学では野球部に入りたかったんだけど、金銭面とか時間的な制約がネックで。悩んでたところにシニアの同期に声をかけてもらって入部したのが最初。気づいたらもう7年目。



なかなかクラブチームの存在って知られていないですよね。大学卒業後の進路はプロ野球か独立リーグ、もしくは企業チームに行けなかったらもう引退って思っていました。それかたまに草野球をやるかくらいのイメージでした。



今はSNSが普及しているから昔よりはマシだけど、それでもまだ全然社会人硬式野球クラブの認知度は足りてないって思っている。もっと認知度が広がれば、野球を続けられる人が増えるかもしれない。


当時は大学野球で引退を決めていた
「クラブチームだからできる、社会人との両立」



今は高校教師やりながらクラブでプレーしてるけど、正直、仕事と野球の両立は簡単じゃない。でも、それができる仕組みがクラブチームにはある。



僕も銀行勤務で平日はバタバタです。でも、週末に野球があると生活にリズムができて、むしろ仕事も頑張れるようになりました。



それは大きいよね。野球があるから仕事も頑張れる。野球続けられてなかったら週末は昼まで寝てしまう(笑)。



一番大きいのは、「自分の意思で続けてる」って感覚ですね。誰かにやらされるんじゃなくて、自分で選んでプレーしてる。だから楽しいし身が入る。



練習は基本的に週末中心。無理はしない。でもやるときは集中する。平日は各自で調整して、週末は思いっきりプレーする。
“効率的に、だけど本気で”っていうバランスが、クラブだからこそできるんだと思う。



横地さんって今、部活の顧問もやりながらで、どうやって時間作ってるんですか?



それな(笑)正直キツいよ。
もちろん仕事の都合で活動に参加できないこともあるけど、平日その分頑張って調整したりしてる。両方やるのが格好いいと思ってる(笑)


熱血教師として進路指導部も兼任中
「部活じゃない。でも“本気”の野球がここにある」



「社会人の草野球でしょ?」って言われることも正直否定はできない。
確かに環境は限られてる。専用グラウンドがあるわけでも、毎日練習できるわけでもない。でも、だからこそ一球一球に集中できる。時間の使い方もうまくなるし、頭を使った野球が身につく。



練習は短時間集中型。でも、そこが逆にいいんです。部活時代のような、例えば“がむしゃらに走り込む”練習じゃなくて、今の自分に必要なことにフォーカスできる。



まさにそれ。限られた時間の中で、「どう良くなるか」って考えるのが楽しい。大人になってからの野球のほうが面白いのは間違いない。



学生時代の自分が選手としてのピークだと思っていました。でも実際そんなことはなくて、もっと伸びるんだと気付けたときは感動しました。



自分で自分の限界を決めている野球人は多いよね。正直ブランクはそこまで関係なくて、やる気次第でどこまででも上手くなれるのがクラブならではだと思う。



正直、入部する前は「クラブって、ゆるいのかな?」って不安だったんですよ。でも、全然違いました(笑)



目標を決めて真剣にやらないと面白くないし、やる意味がないからね(笑)
必要以上に厳しいのは社会人クラブとしてあるべき姿ではないから、そこは各メンバーがちゃんとやってくれている証拠だと思う。



そしてなにより、いろんなバックグラウンドの人と出会えるのが刺激になります。教師もいれば、テレビのADや介護士もいて、不動産営業マンもいる。でもグラウンドに立てば、みんなただの“野球人”。



俺も全く同じことを思っていて。教師って少し普通の会社員とはまた違うから、他のメンバーの話を聞くとすごい勉強になるんだよね。
色々な職業職種のメンバーが、野球という共通言語だけで繋がっているのが面白い。
ホームランを打てる高校教師って格好いいよね
「入部に迷っている人へ一言」



クラブチームは、部活じゃない。でも、野球に本気になれる場所。仕事や生活とちゃんと両立できるし、自分次第でいくらでも伸びる。
「もう一回やりたい」って気持ちがある人にはこれ以上ない場所だと思います。



迷ってる人、ほんと一回来てみてください。グラウンドに立てば、すぐわかります。「あ、やっぱ野球好きだな」って。



自分が野球が好きであることを再確認できる場所だと思います。ぜひご連絡お待ちしています!
✔ クラブチームって?
✔ 活動日や練習頻度は?
✔ 初心者でも入れる?
などよくある質問は以下のリンクへ
当クラブでは新入部員を募集中です、お気軽に問合せフォームからご連絡ください!